たまに点検に出すと整備工場の担当から「エンジンオイルが減ってますね」って言われたことないでしょうか。
言われた通りに交換する時期を決めて交換してるのに、どうして減っているのか悩んでしまいますよね…
じつはエンジンオイルっていうのは、エンジンがかかっている時は常に燃えているから減ってしまうんです。
どうしてエンジンオイルが減るのかを解説していきますのでどうぞ見ていってください。
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なぜBMWのエンジンオイルは減ってしまうのか
じゃなんでオイルが減るのかをこれから順を追って説明していきますので、少しメカニカルな感じになってしまいますが読んでくださいね。
あなたのエンジンオイル交換の今の考え方
- 交換時期は半年か一年に一回のペースで交換する
- 5000kmか10000kmで交換すれば良いと聞いた
- エンジンオイルの量を測る棒を抜いて汚れていたら交換する
上の3項目のように聞いていたと思います、どうでしょうか。
では下で説明していきますね。
エンジンオイルも燃えて減ってしまう
エンジンは高温で常にさらされていますよね。
なぜなら回転運動を、毎分走行中は1500回転以上回して熱量に変えてしまっているからです。
そして摩擦を少しでも減らすために、エンジンオイルを使用して潤滑しています。
エンジン内にあるピストンという部品があるのですが、その上下運動をしている時にエンジンオイルが微量づつ燃えているんです。
オイルが燃えるとは、燃焼室内に残ったエンジンオイルが爆発するたびに多少燃えてしまう事を意味します。
エンジンオイルが燃える事を繰り返していくうちに、エンジンオイルが次第に減ってしまうのです。
あとは当然エンジン内にも空洞になっている所があり、空洞に溜まったエンジンオイルが気化して減ることもあります。
たまに車のマフラーから白い煙を見たことはないでしょうか。
白い煙こそエンジンオイルが燃えてしまっていて、排気管(いわゆるマフラーです)から白い煙として出てしまっている故障の一つなんですね。
燃えているオイル量にもよりますが、中にはエンジンオイルがマフラーから、ポタポタ落ちるほど消費してしまっている個体もあるくらいです。
BMWのエンジンオイル交換サイクルは25000km?
メーカーではエンジンオイルの交換サイクルは25000kmですってありますよね。
メーカーのエンジンオイルはロングライフオイルといって長持ちするようには設計されています。
しかし実際にそこまで計測したことはないですが、エンジンオイルは気化したり劣化は必ずしますし、その距離までは持たないと個人的に推測します。
車の使用状態や使う地域によっても様々ですから、交換するならメーカーの純正オイルまではいかなくても、100パーセント化学合成オイルで交換していれば間違いないです。
それも交換する時期を半年もしくは5000kmに到達した時点で定期的に交換していてば大丈夫です。
今まで沢山エンジン内部を見てきましたが、エンジンオイルを定期的に交換しなくてエンジン内部がドロドロのカスだらけになっているエンジンを沢山見てきています。
あきらかにエンジンオイルを交換せずに放置しておいた結果です。
そうなった時にはすでに手遅れで、慌ててフラッシングオイルを使ってエンジンを回しても全く効果は無いのでお伝えします。
エンジン内部が、ドロドロになる前に施工するから効果があるのです。
半月でエンジンオイルランプが点灯するのは異常
個体差もありますが、半月でオイルランプが点灯し1,5リットル以上エンジンオイルを給油するようであれば完全に異常です。
シビアコンディションと言うのですが、1ヶ月に5万kmも走ってしまうような場合は別として、普段通りに乗っているのであればエンジン内部の故障も視野にいれましょう。
毎回エンジンかけ始めに、車両の後ろから白煙が出る場合は間違いなくエンジン内部の故障です。
車両の後ろとは、マフラーからの白煙の事です。
- エンジン内部のピストンという部品の一部が損傷している
- エンジンの給排気を行っている機構のゴム部品が損傷している
- ターボチャージャーが付いている場合は、回転しているペラ関連パーツ(メタルやベアリング)の損傷
上記3項目が壊れている可能性がありますので、早めに診断することをおすすめします。
あとは単純にエンジンのつなぎ目からのエンジンオイル漏れがあります。
エンジンのつなぎめからのオイル漏れは、普段車両を止めている地面にオイル漏れが無いか確認してください。
地面にエンジンオイルが落ちているのであれば、何かしらのサインなのでお店に持ち込みしましょう。
そうならないようにエンジンオイルを定期的に交換
エンジンオイルを交換しなくてその後どうなるのかって気になるところです。
エンジンオイルを交換しないと、エンジン内部のエンジンオイルが劣化したカスがびっしり溜まってしまい、エンジン内が潤滑できなくなります。
潤滑できなくなるとエンジンが焼付き、エンジンを交換しないといけなくなる自体になってしまいます。
潤滑できなくなるとは…
聞いたことがあると思いますが、家のよく使うドアが開け閉めするたびに、キーキーと鳴った記憶はありませんか。
ドアが鳴いているのも潤滑されてなくて鳴きます。
キーキー鳴っているドアにCRC556などを吹きかけると鳴き止みますよね。
まさにBMWもエンジンオイルを使用し摩耗しないように潤滑させて、且つエンジン自体の温度を下げる効果もあるのです。
そのようなイメージなんです、エンジンも。
最高級品のエンジンオイルを使用する事は、エンジン自体には非常に良い事です。
エンジンをいたわる意味では、最高級品の2ランクくらい下げたエンジンオイルを毎回使い、先程も言ったように半年もしくは5000kmで交換が理想ではないでしょうか。
そのうち2回に1回はエンジンオイルエレメントも交換していただければエンジンも喜びますね。
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まとめ、BMWのエンジンオイルはどうして減るのか?
エンジンオイルがわからないうちに減る原理を簡単ですが説明してきました。
- エンジン内部の故障
- エンジンオイル自体の消費
- エンジンのつなぎ目からの漏れ
このような故障があることを思い出してください。
エンジンオイル交換に関しては単純に最高級のオイルを使うのではなく、2ランク位下げたオイルを定期的に交換した方がリーズナブルでエンジンにも優しいと言うのがわかりました。
今まで高いオイルを使っていたのであれば、次回からランクを下げたエンジンオイルを使ってみてはいかがでしょうか。