1ヶ月前にBMWで水もれの修理に工場に出したけどまた水漏れが発生したみたい。
修理した同じ所ではないのか…
ユーザーから何度もこのように聞かれた経験があるので、あなたはどう感じていますでしょうか。
こんな事を思ってはいないでしょうか。
- 整備ミスをしたんじゃないか
- 業者が故障の原因になることをした
- 偶然にまた水漏れしたのかな
もちろん確信的なことは言えないと思いますが、修理を出す側からして知っておきたいことはないでしょうか。
当然修理に出したんだから同じ故障はありえないことが前提だと思うんですか、そこを軽く掘り下げていきたいと思います。
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整備ミスしたのではないか
一番に思うことは、水漏れの修理をしたからお店のミスじゃないのか。
そのことが頭をよぎるのではないでしょうか。私もそう思いますし当然ですよね。
高いお金を払ってるし、預けてる時間も無駄にしたことによる店の不信感もそうでしょう。
まして車がおかしいと気づいて、また同じように路肩に寄って止まっている時間も無駄になります。
業者が故障につながることをしたのではないか
考えることは、交換した部品に関して取り付けのときに手順がまちがっていたからじゃないか。
手順がまちがっていることはあるかもしれませんが、組付けが終わった段階で何かしら予想もしない二次的な漏れが発生するはずです。
時には、漏れた原因の部品を変えるときに外す補助的な部品がしっかり付いていない可能性もあるかもしれませんね。
最後の締めくくりになる手順をしていなかったことも考えられます。
偶然にもちがうところから水漏れしたのか
偶然にも全く違う場所から漏れ出すこともあります、実は これが一番多い故障事例 ですね。
直す立場からで申し訳ないのですが、実際ウソなんかついて直してないんです。
とういうのは、水漏れをしたきっかけの部品は目で見ても壊れていたものを確認して交換しているからです。
なかには初期不良の部品も100ある部品のうち一つはあります。
その部品に遭遇した確率は極めて低いですね。
実例としてこういうことがありました
「 音で来店したE90のウォーターポンプを交換しました。原因はウォーターポンプからキーキーと音がしていたので交換しましたが、納車翌日になってE90のオーナーから連絡がありまた音がしている。そのような連絡があってすぐに来ていただき見たところ、ファンベルトを均等に張っているベアリングからでした。ベアリングの経年劣化によるものでしたので、構造と経緯を説明してご納得していただきました。 」
上記のようなことも現場ではホントよくあることで、持ち主からするとありえないことかもしれませんね。
二度手間にならない整備の依頼方法
今後整備に出す際に失敗しない方法は、ズバリ 予防整備をする前提で概算見積もりを作成 してもらうです。
はっきりいって、見積もりは高くなりますが整備をするということは先を見ることも重要です。
車は機械ものとしてしっかり割り切ることも必要で、必ず機械や部品は壊れますし動かなくなります。
そう解釈していただき「 この先壊れそうな部品も見積もりに入れる 」ことをあらためてオススメします。
予防整備もする前提で見積もりを出すと作業を依頼するときも受ける側にとっても楽なんです。
そして修理を頼む時は、その 見積もりを見ながらピックアップして依頼 すれば簡単にことがすすみますよ。
同じ冷却液周りが故障!1ヶ月前に水漏れを修理したBMWまとめ
同じ整備内容で時間やお金を無駄にしないようにするにはどうすればいいかを書いてきました。
対策としては「 この先壊れそうな部品も見積もりに入れる 」ことをぜひしてみてください。
「 車検したから今後の2年間は壊れない 」という解釈は誤解でして、
「 2年も乗ったから傷んだ部品を交換して車検の検査を通す作業 」と理解していただければうれしいです。