BMWエンジン

BMWのエンジン警告灯がつく原因の一つ「点火コイル編を説明」

2019年10月26日

エンジンがブルブル震えて今にも止まりそうなときってありすよね。

今回は典型的な故障の一つ、「点火コイル」について書いていこうと思います。

この「点火コイル」という部品はエンジンのちょうど上に付いていて、エンジンに火を入れる部品なんです。

火を入れるってちょっとおかしいかもしれませんが、BMWにはなくてはならない部品なんです。

故障すると…

  • エンジン警告灯が点灯する
  • エンジンがブルブル振動する
  • 力がなくなりアクセル踏んでもすすまない

こんな症状がおきます。

それでは早速「点火コイル」について解説していきますのでご覧ください。

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点火コイルとはどんな部品なのか

こちらの黒い筒状の部品がイグニッションコイル(点火コイル)という部品になります

こちらの黒い筒状の部品がイグニッションコイル(点火コイル)という部品になります。4気筒なら4本、6気筒エンジンなら6本も使ってエンジンに一生懸命に火を入れているんですよ。お値段は1本純正品で15000円位です

点火コイルは、先程も少し出てきましたがエンジンを点火する時に使う部品です。

単純にエンジンに火を付ける道具なんです。そしてエンジンが回転している間は常に点火をしつづけているんです。

エンジンを回転させないと車は走りません。当然のことですが、ガソリンを燃やしながら車は走っているんですね。

そのガソリンを燃やす時に使うのが、「点火コイル」という部品です。

故障した時の症状を説明

点火コイルが壊れた時の症状をお伝えします。

  • エンジンがブルブル震えてBMWが振動するようになった
  • 走っていると、どことなく力がないように感じる
  • アクセルを踏んでいるけど以前みたいな力強さがなくなってる

このような症状が出てくるようですと点火コイルが故障しているかもしれません。

上記のような症状は、点火コイル以外でも同じ症状がでるため故障していることを見極めるには、テスターで診断をかける必要があります。

エンジン警告灯がメーターパネル内につくタイミング

エンジン警告灯がメーターパネル内につくタイミング

こちらが点火コイルとスパークプラグの構成図になります。上の点火コイルから下のスパークプラグに流れる形のなります。

点火コイルが故障していると、エンジン不調が発生してからすぐにはメーターパネル内のエンジン警告灯はつきません。

点火コイルが故障している状態とは、前述したようにエンジンが爆発していないことを意味します。

メーターパネルにある警告灯を点灯させるメカニズム

ステップ1

エンジンコンピューターは、エンジンが爆発してないことを数分で察知します。

ステップ2

そしてエンジンコンピューターは、点火コイルが故障している所のみガソリン供給をストップすることを指示します。

ステップ3

この時点で、室内側のメーターパネル内にあるエンジン警告灯をドライバーに知らせるように点灯させるのです。

エンジンコンピューターは、どうしてこのように指示を出しているのか

エンジンコンピューターは、もうこれ以上エンジンを壊さないように各部品に指示を出しているのです。

点火コイルが故障していると、エンジン内に火を送ることができないので「失火」している状態なんです。

失火している状態でエンジン内にガソリンを送り込んでいると、最終的にはエンジンや関連機構を破損させてしまいます。

どこがどのように破損してしまうのか

ここでは特に多い事例を説明していきますので、あくまでも一例として参考程度とします。

エンジンが失火してガソリンだけをエンジン内に供給してしまうと、通常はきれいに燃焼しマフラーに排気ガスとして排出されます。

しかし失火した状態ですと、そのまま生ガソリンがマフラーの方へ送られていき、最終的にはマフラー内にガソリンが充満してしまって燃えてしまうのです。

マフラーには排気ガスをきれいにする浄化装置(触媒装置)が付いています。

その浄化装置(触媒装置)が発火点としてよけいに燃えやすくなってしまうのです。

この状態をわかりやすく例えると、町中まちなかなのでマフラーからパンパンという音をしながら走っている車の光景を見たことはないでしょうか。

車に詳しい方ならご存知かもしれませんが、バックファイヤーという間違ったいい方がありますが、正式名は「アフターファイヤー」といいます。

このようにならないために、BMWにはエンジン警告灯が点灯するようになっているのですね。

点火コイルが壊れている状態を見極めるには(ちょっとマニアック)

ここではちょっとマニアック的な見極め方をご紹介しますね。

わかる人には目からウロコになるかわかりませんが、僕が経験したきたちょっとした知恵袋です。笑

点火コイルってとても正直でわかりやすいんです、点火コイルはプラグに装着する部分から大電流をエンジン内に送ります。

点火コイルが、役目を終わりかけてくるとどうなるか…

そうなんです、プラグ装着する所に供給できなくなり筒状の黒やシルバー色部分から点火が逃げてしまうんです。

整備業界用語ですと、「リーク」っていいます。

その筒状の黒い部分からリークを繰り返していくうちに、その部分がうっすら白くなってくるんですね。

このコイルですと真ん中の銀色の部分が白くなっているのがわかると思います

このコイルですと真ん中の銀色の部分が白くなっているのがわかると思います

経験を積んでくると、真っ先にその状態を確認することで診断時間を短縮したりすることもあるくらいです。

意外と自動車部品は目で見て故障状態を判断することが多いかもしれませんね。

最終的には、やはり診断テスターで確認し見極めていき確証をとってから交換という形をとるのがセオリーです。

まとめ:BMWのエンジン警告灯がつく原因の一つ点火コイル編

点火コイルの故障に関して説明してきましたがいかがでしたでしょうか。

なんか最近エンジンが調子悪いんだよなってときは、まず症状を確認してみてくださいね。

詳しい方ならご自分で交換できれば、かなり格安で修理できると思いますよ。

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