アクティブツアラーも前期から引き継いだ故障がありますね。
今回は「電動ウォーターポンプの故障」を取り上げていきます。
回転しているのか、回転していないのか…良否判断はテスターで確認します。
これは鉄則です、昔から全く変わっていません。
- 水温が上がりすぎてますの表示(オーバーヒート)
- ガソリンスタンドで見てもらったら、電動で回るラジエターのファンは回っていると言われた
- 水漏れもしてない。警告表示が冷えてる時は表示しないけど、しばらく走ると点灯してしまう…
ルンルンで遠出している時にオーバーヒートは困ってしましますよね、一番避けたいことです。
このような悩みを説明していきますのでどうぞご覧ください。
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オーバーヒートになる原因は水漏れやホースの切れが多いです
一言でオーバーヒート。
走っている状況ではとても不安ですよね。
少し走っても大丈夫なのか分からないし、それともすぐJAFを呼んだ方がいいのかな…原因はこちらかもしれません。
- ラジエターやホースからの水漏れ
- ラジエター補助タンクが割れて水漏れしてる
- 自動的に回転する電動のラジエターファンが回ってない
- 室内を温めることに使ているヒーターホースが切れて水漏れしている
- エンジン内部の温度を自動で調整する「サーモスタット」が開かずに冷却水が循環できていない
- エンジン内部で冷却水が気密不良起こした原因で燃焼している
上記はほんの一部ですが、簡単に抜粋してみましたので参考にしてください。
ラジエターホースやラジエター補助タンクからの水漏れ、ラジエターファンの固着は経年劣化による故障がほとんどになります。
古くなるとホース類はホースを揉んで見ると分かりますが、ふ菓子の様にガシガシと音が出るほど劣化してきます。
電動ファンは故障が近くなると、「キーン」「ガラガラ」と音をたてて回ることもあるくらいです。
漏れや部品故障の判断方法
- 実際に目で見て分かる部品
- 診断テスターを使わないとわからないトラブルシューティング
- 時間をかけて専用工具を使って進めていく診断
- 車両を走らせて試乗を重ねないと再現しない診断方法(冷間時から温間時に移行する時に出る症状などがあります)
目で見て診断できてしまう事がよくあります。
診断機(テスター)を利用したトラブルシューティング
唯一テスターを使用した診断方法がありますが、今のBMWにはかかせないインターフェイスです。
故障探求と業界ではいいますが、電子的な故障にはテスターを使用した方法が一番手っ取り早い方法です。
テスターを使う事によって「ここが悪いかも知れない」という判断材料のひとつと考えて頂ければ分かりやすいと思います。
しかしテスターを使ったからといってすぐに「ここが壊れている」とは指示をしてはくれないんです。
完全に部品が壊れている、もしくは部品に供給されている配線が切れている場合は、ピンポイントで部品の故障と出る事があります。
テスターを使ってウォーターポンプ回路の良否を判断する
テスターは、あくまでも診断の「道筋をたてる」ことに使います。
見るのは人の手によって進められていきますので、判断するのもメカニックになります。
電動ウォーターポンプ良否判定はテスターを使って見ます。
電子制御されたポンプですからテスターからポンプに直接指示を与えます。
- テスターから電動ポンプへ「強制的に電気(電圧)」を送りポンプが回るかを判断する
- 判断するには実際に「ポンプの回転音や流量を確認」する事が必要になります
最終的な判断は、メカニックになるのでテスターでは「ここが故障している」とはほとんどありません。
時には誤った診断をしてしまい直らない事もありますかね。
故障診断に時間がかかる事もあります
修理に出して1週間経っても見積もりの連絡が来ない時は、工場の入庫が多くて追いついていない。
手はつけているけど、故障している原因が分からずに時間が過ぎている事があります。
トラブルシューティングでは、配線図や整備マニュアルをよく見ます。
といいますか、見ながら診断を進めていくので時間がかかることもよくあります。
- 電動ウォーターポンプの配線を追いかけていたら、1日が終わってしまった
- 電動ウォーターポンプを交換したけどオーバーヒートが直ってない…(二次的故障がある)
また振り出しに戻り、時間ばかりが過ぎてしまう事もあります。
状況次第では時間がかかることもありますので、ちょっと時間かかるな、という場合は連絡をしてみましょう。
なにかしら原因がありますので、遠慮せずに状況を教えてもらってくださいね。
BMWアクティブツアラーの故障ウォーターポンプの動きが悪い:まとめ
ウォーターポンプの故障で様々な事まで見ないといけないことが分かりましたね。
水温警告灯がうながすサインは、必ずどこか不具合が生じていますので早めに修理工場に持ち込んでください。