ベンツシャーシ

ベンツを直す際の再修理(クレーム)のリスク『純正部品と社外部品』の違いとは

2019年4月26日

ベンツの部品は純正かOEMか

修理工場の内面的な話ってあまり聞かないと思います。

聞かないと言うか、内輪の実情はまず出ないのではないでしょうか。

  • 一度交換した場所に近いからクレームで処理してくれるよね。
  • 持ち込みの部品はクレームはないのか…

上記を対象にした再修理(クレーム)がある場合、工場側の対応はどうなるのかを説明しますのでご覧ください。




ベンツに発生したパッキンを交換してクレームになった事例

ベンツに発生する再修理のはなし

外車にかかわらず、どのメーカーにも再修理は発生します。

再修理は工場側からすれば、とても大きなマイナス要因であることは間違いありません。

実際あまり表に出ませんが、再修理=クレームと言うのはお分りいただけるはずです。

統計を取っていませんが、車両20台に1台は再修理を行っているのではないでしょうか。

完璧な修理は個人的には無いと思っています。そして何度もうちのめされた事が自身にはあります…

事例1)オイル漏れでパッキンを交換したベンツ

部品は純正部品を使ってオイルパンパッキンを作業をした。
(オイルパンとはオイルを溜めておくバケツみたいな物です)

約1ヶ月前にオイル漏れを直したオーナーから、まだオイルが漏れているので一度見て欲しいと連絡がきた。

工場側の対応とすれば、当然預かって車両を見てからの判断だと言うことですね。

いざ車をお預かりして見てみると、全く同じ場所からの漏れでした。そうオイルパンパッキンからのオイル漏れであることが判明。

 

直す手順やオイル漏れした部品の交換する知識が無いと必ず問題が発生します。

その部品の取り付けする要領や締め付けるトルク(力)が部品のボルトやナットにあるんです(塩梅あんばい)

決まり事を守らないと必ずリスクが伴います。

今回の事例1で言うと、担当したメカニックの締め付けたトルク間違いが原因でした。

こまかい事を話すと、「ナット」と言う部品の締め方です。

ナットとは、例えばタイヤホイルを取り付けている六角形の部品などを示します

六角形のナットを、締め付けた力が強すぎた為に起こった、オイル漏れのクレームです。

締め付けた力が、ほんの少し0.5kg違うだけでもゴム系の部品は、つぶれ方が違うため時間が経つとオイル漏れを起こします。

自動車部品の取付には、必ず締め付けるトルクがありとてもシビアにできていることがわかりますね。

 

そのほかに、部品の質を落とした事によるクレームに少し触れていきます。

あなたのベンツが同じ状況であれば、どうぞ続けてご覧になってください。

部品は純正を使うべきかそれともOEMか…断然純正を使うべきです

W221のフューエルポンプです

あなたもよくご存知の『OEM製品』

よく分からない方もいらっしゃると思いますので、『OEM』とは簡単にいうと社外部品です。

家庭用品だと、ダイソンの掃除機のバッテリーを交換する時に純正ではなくて純正同等品を買うのと同じ事ですね。

 

ベンツにもとても多いOEM部品が販売されています。

例えば、1万円の純正品のパーツが半値の5千円で購入できるので、とても魅力的に感じますが落とし穴が必ずあります。

前述のパッキンに関して言うと、パッキンは純正部品を使った修理でしたので部品に大きな変化は見られませんでした。

OEM部品を使う場合、多くの工場はたいがいオーナーに社外部品を使った修理をするか、それとも純正部品を使って修理をするかを確認します。

要は安く修理をするか、それともディーラーと同じ価格の修理をするかの了解ですね。

これを怠ると、のちのち必ず大きなクレームとなってしまうからです。

結論

  • 純正部品を利用した修理=高いけど安心できる!
  • OEM(社外品)を利用した修理=安いが部品の品質に欠ける…

OEMを使うにあたりリスクが伴う

OEM(社外部品)を使うことが多いと、とても気を使うことが一つあります。

それは品質です。

OEM(社外部品)は、よく見ると少しおおざっぱな作りになっています。

なるべくコストを少なく作られているからですね。

 

純正品を使うと漏れないのに、OEMの社外品を使った車両は半年後に漏れだしてしまっている…

そのような事が少なからず発生するのが、OEMだと思っておいていただいて結構です。

 

今となっては、持ち込み部品が非常に多くなってきています。(ディーラーは持ち込み不可が多いです)

実際にあった話ですが、ベンツでよく故障する「エアマス」と言う部品があるんですね。

エアマスとは、エンジンに取り込む空気の量を計測してくれるとてもデリケートな部品です。

お客さんが車検の時に一緒にこれを交換しておいてください。と渡されたのが、持ち込みの「エアマス」でした。

お預かりした以上交換するのが修理工場の役目ですから交換しました。

引き渡した半日たった頃に連絡が…

交換して間も無く車検も終わり引き渡しましたが、ものの半日でお客さんから連絡があったんですね。

サッちゃん
「今日引き取りに行ったものですが前に進まない感じがするのですが…」??

と連絡があり、前に進まない?…と考えている所にお客さんが見えたので…

さんぽ
少しお待ちになっていただいている間にすぐ見ますので

早速テスターをベンツに接続して診断を始めました。

さんぽ
混合気バンク1リーンすぎる…やっぱり…

リーンは混合気(ガソリンと空気)が少ないイメージですね

何が言いたいかというと、持ち込みしたエアマスが故障している事を意味します。

OEM(社外部品)は、上記の事例が本当に多いので持ち込みする場合は、必ず純正と同じメーカーをチョイスする事をオススメします。

ちなみに、持ち込みされた部品メーカーは、コピー大国製でした。笑

クレームにかかる費用

オイルパンパッキン交換の事例は、作業した工場のクレームとなります。

クレームにかかるリスクは計り知れませんし「時間、お金」が日を追うごとに増えてきますのでマイナスしか残りません…

通常再修理にかかる費用は工場持ちが通常です。エアマスのケースは持ち込み部品になりますのでノークレームという判定になります。

整備工場では、今回のような事の備えとして必ず「受託車両保険」と言う工員分の車両保険に入っています。

万が一の時にできるだけ大きなリスクを負わない為になんです。

ベンツを直す際の再修理(クレーム)のリスク:まとめ

いかがでしたでしょうか。

整備工場のクレームに関しての説明をしてきましたが、意外といろんな弊害を招く事がわかりましたね。

いつまでも末長く乗れるように、日々のメンテナンスをまめに行いたいものですね。

-ベンツシャーシ

Copyright© 外車整備の味わい方 , 2019 All Rights Reserved.