BMWのおきまり故障、あなたの駐車場の下にオイル漏れていませんか。
ドイツでオイル漏れは故障の部類に入らないんですが、日本では故障としてあつかわれています、しかも神経質に。笑
そこでオイル漏れに関する修理費用やBMWでよくオイル漏れする場所をご説明していきます。
- オイル漏れの多いエンジンの場所はどこなのか
- オイル漏れしている箇所の必要な部品はなにか
- オイル漏れを直す概算修理費用はいくらなのか
- オイル漏れをしている部品を直す工賃は果たしていくらかかるのか
- オイル漏れしているけど、どこからもれているのかな
- エンジンをかけっぱなしで漏れの頻度はどの程度なのか
そして肝心な修理費用はどのくらいかかるのか知りたい…
例)ヘッドカバーパッキン(エンジンのフタのゴムです)の修理費用は、4気筒エンジンで約35,000円からの修理費用になります。
このような不安や状況から改善できます。
部品交換で必要な物の選択や修理費用の方向性を考えるのにも役立ちます。
それではどうぞご覧ください。
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BMWのオイル漏れが多い場所はエンジンのカバーが圧倒的
一通りのBMWで私が多いと思ったオイル漏れの場所をピックアップしてみますのでご参考になさってください。
オイル漏れが多い場所
- エンジンオイルを溜めておくオイルパンからのオイル漏れ
- オイルエレメントのエレメントケースからのオイル漏れ
- エンジンの上に付いてるの蓋「ヘッドカバーパッキン」からのオイル漏れ
- エンジンの回転や温度、電子制御用センサー類のパッキンからオイル漏れ
上の内容はオイル漏れをしているオーソドックスな部品ですが、中には記述全てから漏れている車両も珍しくありません。
オイル漏れの種類がありますので参考にしてみてください。
ポイント
- 一つの部品から時間をかけてオイルがにじみ出てくる漏れ
- 時たまにオイルが滴っている漏れ
- エンジンをかけている時もオイルが漏れてくる
1番の場合は今はまだ直す必要のないオイル漏れです。
にじみ程度は正直言いまして、新車から数ヶ月した頃でも発生していることがありますので漏れとは言わないですね。
2番のたまにオイルが滴っている漏れの場合は、漏れの箇所を見て判断します。
蓄積してきたオイル漏れなのか、それとも使用過程でそれぞれ違った漏れが伴うものなのか、実際にエンジンを始動したまま時間をかけて漏れを見ていきます。
3番も2番と同じくエンジンを掛けている状況で漏れているとなると、すぐにでも修理が必要な車両という事になります。
実際に私が経験した中では、エンジンのかけ始めの「冷間時」エンジンを十分暖気してからの「温間時」でもオイル漏れの頻度が全く違います。
通常はエンジンが温まっている状態の方が漏れが多いのではと思いますが、エンジンかけ始めの「冷間時」で漏れてくるBMWも少なくないのが現状です。
今回はエンジンのフタ「ヘッドカバー」から漏れていると仮定しての必要な部品を見ていきましょう。
オイル漏れしているエンジンカバーの必要な部品
エンジンの蓋から漏れている場合の必要な部品はこちらです。
- エンジンヘッドカバーパッキン
- ヘッドカバーワッシャー
- プラグホールパッキン(気筒分必要です)
- センサー類のベースパッキン(使っているBMW車両です)
- 液体状のパッキン(無色透明が好ましいです)
だいたい上の内容が交換するときに必要な部品になります。
ヘッドカバーパッキンを交換するときには、やはり時間をかけて交換する方が良いです。
なぜ時間をかけて交換する方がいいのか?
主にヘッドカバーパッキンはゴムで作られています。
そのゴム本体のヘッドカバーパッキンが馴染む前に本締めしてしまうと、本来の締め付けトルク以上に締めてしまうからです。
エンジンカバーパッキンが長持する交換方法
- 取り外したヘッドカバーをきれいに清掃して、エンジンヘッドカバーにしっかりセットして結合部は脱脂してエンジンに合わせます。
- 取り付けボルトをヘッドカバーワッシャーに差し込んで仮止めしていきます。
- 仮止めしてあった取り付けボルトを指定されている締め付けトルクの半分くらいで止めてしばらく放置します。
- 最終的にトルクレンチを使って、指定されている規定トルクで締め付けしていきます。
ここまで丁寧な作業をしてあげると、正直申し上げますがヘッドカバーパッキンなどは長持ちします。
交換して数ヶ月でまた同じ所からオイル漏れは無い作業工程です。
エンジンヘッドカバーのオイル漏れを直す修理費用
ヘッドカバーパッキンの交換する時にかかる修理費用はエンジンの種類によって価格の開きがかなりあります。
V型のエンジンであれば気筒数が多いので部品点数が多くなり高額になります。
中には非常に多く部品を外さないとヘッドカバーパッキンが交換できない車両もあるのです。
今回は特に多い4気筒のエンジンで概算見積もりを見ていきましょう。
オイル漏れしてるエンジンヘッドカバーパッキンの部品代
4気筒のヘッドカバーパッキンの部品代ですが、純正品のゴム製品で約15,000円位からの部品代になります。(種類により前後します)
ヘッドカバーパッキンも純正品や社外品(OEM)など本当に最近では沢山ありますので、ヘッドカバーパッキンは純正品をチョイスすれば間違いないです。
社外品(OEM)も安価で購入しやすいですが、部品自体の寿命は正直短いのが常です。
安心を担保にする修理であれば、純正品に勝るものはないです。
BMWのエンジンヘッドカバーパッキンを修理する工賃
4気筒のエンジンのヘッドカバーパッキンの交換工賃ですと15,000円位からが平均です(お店によって工賃は違います)
工賃はお店によって1時間のレバーレートが決まっていますので金額は前後します。
自動車整備料金の基本的な組立ては、[標準点数(標準時間)×レバーレート]です。これは、物を製造する際の製造原価と同様の考え方で広く理解されております。レバーレートについては、個々の企業において適切な原価計算に基づいて算出しなければなりませんが、原価計算方法が複雑なこともあり、規模の小さい事業場ではレバーレートは地域横睨みで決めるといった傾向があり、お客様の整備事業場への不信感の基になっております。
出典元:http://www.jaspa-oita.or.jp/member/labor-rate/labor-rate.html
BMWのエンジンヘッドカバーオイル漏れ:まとめ
BMWのオイル漏れに関して今回はヘッドカバーパッキンを例題にあげて説明してきました。
オイル漏れの種類によっては、こんなんで直ってしまったの?と思われる修理やこんなに金額がかかるのかとびっくりされる修理があります。
現在のBMWにおいては、特に狭いスペースのエンジンルームにきっちり収まっているエンジンですから作業をする場合は、外す部品も多くなるので金額が高くなる傾向にあります。
常々思うことは、やはり定期的な点検や修理を施してあげると車両も長持ちしますので、忘れた頃にBMWのチェックをされてみてはいかがでしょうか。