W221に限らずベンツ全般に本当によくあるエンストです。
信号待ちで知らないうちにエンジンが止まっていたという事はありませんか?
だいたい2つの法則に分かれます。
チェックポイント
機械的故障 ガソリンがエンジンに供給されてない故障が3割(ガソリンがこないともいいますね!)
電子的故障 エンジンを制御しているセンサー系の故障が7割と圧倒的?!
- エンジンに供給している燃料がこなくなりエンジンが止まってしまう
- エンジンに付いている点火系のセンサー不良でエンジンが止まる事がおおいです
- ファンベルトが切れたことによって充電ができなくなりエンジンストール・・(この時は、エンジンが止まっている為ハンドルは重くなります)
上記の内容でエンジンストール(エンスト)する場合が圧倒的に多いです。
最上級クラスのW221クラスですと特に電子部品が多いため故障する確率が増えると言って良いでしょう。
今回の内容は、どの部品が故障してエンジンが止まってしまうのかを少し掘り下げてみていきたいと思いますのでどうぞご覧ください。
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W221が信号で止まる原因
それではエンジンが止まってしまう原因を何点かとりあげていきましょう。
- 走行中に多いエンストの原因は、燃料ポンプが挙げられます
- つぎに多いのが、エンジンに点火させるためにある点火系のプラグやハーネスカプラ類が挙げられます
- 点火系で最も多いのが、クランクシャフトセンサーです。これが故障するとエンジンが全くかからなくなりますので要注意です
今回はフューエルポンプの故障でW221がエンストすると仮定して内容を進めて行こうと思います。
でもなぜエンジンが止まってしまうのか、一つ一つのベンツの部品が悪いから止まってしまうのでは?と考えている方が多いと思います。
実際メルセデス・ベンツでしか使われていない部品メーカーが存在します。
その部品の故障回数が多い事が判明してくると、メーカー側は対応をとります。
どのような対応をとるのかと言いますと、部品メーカーを変更したり根本的に製品の構造を変えて、今回のエンジンが止まってしまう対応に対策を練ってくるのです。
同車種で何度も同じ故障をした部品を見てきましたが、以前に交換した部品メーカーと二度目に交換したメーカーが実際に違うことも何度もありますし海外メーカーは特に多いかもしれません。
W221の故障の多いフューエルポンプ(燃料ポンプ)
故障の多い部品は、フューエルポンプが作動しなくなってエンジンがストールする事があります。
フューエルポンプは、本来エンジンが始動したと同時に動いてないといけない部品なのです。しかも一定の回転数で回っています。
ですので使用頻度からすると、フューエルポンプは故障する確率が高いといえば高いですね。
簡単にご説明すると、プラモデルのモーターをイメージしていただくと分かりやすいのではないでしょうか。
そのプラモデルにも付いているようなモーターの大きい部品が、フューエルポンプとしてベンツにも付いている感じです。
その部品が一瞬にして動かなくなるのですから、エンジンが止まってしまうのも無理もないですね。
W221に付いているフューエルポンプの交換方法
交換方法を簡単に説明します。
- ガソリンタンクのキャップを開けます(圧力を逃すため)
- 助手席シートを最前位置にもって来ます
- 鍵をかならずオフにします
- 右のリヤシート、グレードにより背もたれまではずします
- 右リヤシートの電動シートの調整する骨組みをはずします
- 上に付いているキャップを左に回してはずします
- 六角ナットをはずしてリングとカバーを外しコネクターもはずします
- 燃料ホースのロックを解錠してはずします
- 最後にイチョウ型のロックをはずすとポンプが取れます
上記の順番に外すと、W221のフューエルポンプは脱着できます。
この型になってからはワンタッチ式になってきてますので、比較的簡単に外せるようになってます。
W221に付いてるフューエルポンプの画像
こちらがW221のフューエルポンプのおおまかな画像になります。
参考として、どんな所に付いているのかサラッと見てください。
W221エンストのまとめ
W221のエンジンストールに付いて画像を交えてみてきました。
このベンツの車種に多いのもフューエルポンプが多い事が分かりました。
W221に限らず常にベンツは対策品として次々と改良されて出荷されます。
今回のフュールポンプにおいて、同時に交換する部品としてフュールストレーナーとフューエルポンプリレーが推奨されています。
交換の時は、この3点を交換された方が安心してお乗りいただけますよ。