車検や点検で必ず見る項目があるのが冷却水です。
自動車のほとんどは水冷式でエンジンの温度を冷やしていますが、あなたはどう言うサイクルで冷却水を交換していますか?
日本の車は2年に1度とか言いますね。
でも外車ベンツの場合は、1年ごとの交換をオススメします。
なぜなら日本に四季が存在するからです。
見落としがちな冷却水の交換に関して見ていきましょう。
-PR-
ベンツの冷却水の成分は違う
もっと簡単に言うと、ベンツの冷却水『ロングライフクーラント』の成分が国産と全く違うからです。
あえてここで成分に触れませんが、国産の冷却水をベンツの車両に使うとあっという間に錆が発生するくらい違うのです。
ヨーロッパと比べ湿度も気温も違うので交換するサイクルを早くしないと劣化も進むためです。
あまりご存知ないと思いますが、助手席や運転席の足元が濡れている車を私はよく見ることがあります。
それは室内側から冷却水が漏れている証拠なんです。
冬場に毎日使うヒーターの大元からの水漏れです。ここから漏れる原因も冷却水の交換を怠った為に起きたものと推測できるのです。
こちらがヒーターコアという室内側からよく漏れる部品です。
この中に熱い冷却水が流れていて風を送ることにより温かいヒーターを出す構造になっています。
ベンツ使う冷却水は何がいいのか?
私がオススメするのは純正の冷却水『ロングライフクーラント』ですね。
やはりベンツのメーカーが出している事もあり信頼性が全く違います。
少し金額はしますが安心してあなたのベンツにも使用できますので一度使って見てください。
ベンツ純正の冷却水になります。
1,5kg入っていますので、2つあれば十分です。薄めて使用しますので希釈する値は、平均して50:50で日本では全く問題ありません。
外車ベンツ油脂類の重要性
ベンツのメーターパネルの温度表示はとても高くなっていると思います。
通常ですと80度が標準ですが、ベンツは90度が平均です。
とても高いですが故障ではありません。
ベンツにはちょうどいい温度管理で、一度ベンツを乗ってもらうと分かりますが、冬場でも国産と比べて非常に室内を温めるのが早いことに気が付くはずです。
それほど循環機構において良く作られているのです。
いち早くエンジンを温めてエンジンスペックを出して貰う計らいが見え隠れしていますね。
そこまで考えているメーカーと言うのも伺えるのではないでしょうか。
冷却水まとめ
ベンツの冷却水について簡単ですが書いてきましたが、エンジンオイルに継いで大事な潤滑油と言うのが分かったと思います。
交換するにしてもベンツの交換の仕方がありますので、決してご自分で交換はしないようにしてください。
エンジン内のエアーが抜けきらずエンジンを壊してしまう事になりかねませんので注意が必要です。
特にエンジンが温まっている時の冷却水キャップを開けるのは絶対してはいけません(大怪我します)
冷却水の交換はベンツの専門工場にお任せすることをオススメします。