あなたのBMWにも急ブレーキをかけると、車両が止まる制動距離を短くしてくれるABSが付いているのをご存知ですか。
ABSが故障すると…
- メーター内にABSのランプが点灯する
- サイドブレーキのランプも同時点灯する
上記のランプが点灯している事はないでしょうか。
考えられる故障部品を解説しますのでどうぞご覧ください。
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ABSが故障しても通常ブレーキは作動する
ABSの警告灯が点灯すると間違いなくセンサー系の部品自体が故障しています。
今の現状ABSは作動しない状態にはなっていますが、ブレーキは問題なく作動して効きますので安心してください。
ABSはブレーキをかけた時に、あなたのBMWの停止する距離をできるだけ短くする役割を果たします。
安全装置のひとつと考えていただければいいですね。
故障といってもいくつかに分類されますのでよく故障する部品をピックアップしてみますね。
ABSモジュールユニットが故障するとオートマに異常が出る
赤丸がABSモジュールユニットです。
ABSが故障するとオートマチックに異変が起こる場合は、エンジンルームについているABSモジュールユニットが故障しています。
理由はABS関連の制御している一つにオートマチックも含まれるため変速するタイミングがずれたりします。
オートマチックの症状
- 走り出す時に、もたもたする…
- 走りはするが、変速しない…
- スピードメーターの針が通常より遅く動く時がある …
- オートマチックが滑っている感じだ。
上記のような事が起きると、ABSモジュールユニットの故障が疑われます。
始めのうちは走るには特に何も違和感はないと思います。
ですが走っているとちょっといつもと違うな、と思ってくるんです。
アクセルの踏んだ感じとスピードが合ってないとか…
あとは、ふとスピードメーターを見るとスピードを指す針がフワフワしてるなどの症状が出てる場合はABSのモジュール(ユニットコンピューター)が故障してますね。
その他にも回転を読み取るセンサーの故障もありますので補助的に説明します。
故障したスピードセンサーはブレーキの裏についている

スピードセンサーはブレーキの裏に付いています
タイヤ裏のブレーキ付近についているスピードセンサーと言う部品があります。
スピードセンサーは、タイヤ4輪についていて回転を拾っている部品になります。
車種によってスピードセンサーが3個のBMWもあります。
故障する原因は、経年劣化やセンサーにつながっている配線の断線や接触不良。
そして回転を読み取る所に鉄粉やゴミ、グリスがついて誤作動したりする場合があるんです(ゴミなど実際多いです)
誤作動の場合は、周辺をきれいにして再接続すれば直りますが、経年劣化や断線やショートはセンサーを交換します。
診断方法は、テスターで見てあげると一目瞭然で判明します。
BMWのABS警告灯:まとめ
ABSはブレーキが関係している、とても重要なBMWの保安部品になります。
ひとつ部品が壊れると必ずメーターパネルにランプ表示するのでヒヤヒヤしますが、それだけ精密に作られています。
もし今後説明してきたABSの警告灯が点灯した場合は、面倒かもしれませんがいつものお店に持って行って見てもらうようにしましょう。