ベンツのエンジン警告灯で多い故障は、以前の記事でもお伝えした通り電装系です。
エンジンが「ブルブル」ばらついて落ちつかない時は、プラグやダイレクトイグニッションコイルを疑った方が早い診断方法です。
- エンジン警告灯がついてから燃費が悪くなった
- 坂道などで力がなくなった感じがする
- アクセルをしばらく踏んだ状態で走っていると、エンジンがパンパン音がするようになった…
こういう悩みについて解説していきますのでどうぞご覧下さい。
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ベンツのプラグとコイルはエンジンに火をつける道具
プラグとコイルはエンジンに火を入れる道具です。
焚き火を思い出して頂けるとわかりやすいですね、焚き火って火をつける時にマッチやライターを使いますよね。
その「マッチやライター」の変わりがプラグで、コイルの例えは「着火剤」の役目を果たします。
想像できましたか。
基本ですが、プラグを交換する場合は使っている本数全部交換しないと意味がありません。
4気筒なら4本交換しますし、6気筒なら6本交換するのがセオリーです。
燃焼効率を考えて1気筒に2本使っているエンジンもありますので、その場合は2本ずつ交換するようにしてください。
ベンツがエンジン不調になっている状態
着火剤の役目をするコイルが故障してしまうとプラグに火をつけられません。
一つでも火をつけられないと失火しますね、そうするとエンジンの力がなくなってしまいます。
このブルブルする失火している状態が「エンジン不調」の典型的なエンジン警告灯がつく条件なんです。
プラグがオイルに浸っている事もある?
これもよくあるエンジン不調なんですが、診断してくとわかるのですがオイル漏れを起こしている場合もエンジンが調子悪くなります。
エンジンの上側のカバーの接地面にパッキンが使われているんです。
そのパッキンが劣化して硬くなるとオイル漏れを起こして、スパークプラグに付着するとエンジン不調になります。
よく聞く「リーク」です。
「リーク」とは、オイルが火花を遮断してしまい、しっかりプラグに電流が送れないことを意味します。
条件が前述した失火という現象になるんです。
この場合は、エンジンのヘッドカバーパッキンも交換しないといけない修理になりますので是非覚えておいてくださいね。
プラグやコイルは定期交換部品
スパークプラグとイグニッションコイルは消耗品で定期交換部品にあてはまります。
交換する目安は、走行距離で判断する場合と使用年数で判断するこの2通り、そして実際に故障してから交換するかになります。
交換する場合、メーカーは純正を選ぶかボッシュ製で交換するようにしましょう。これは鉄則です。
訳のわからない社外品は、安いだけ信頼性に欠けますのでやめておいた方が賢明です。
プラグ代は、高くても3500円/1本から購入できます。
イグニッションコイルも社外品がありますが同じく純正かボッシュ製を選ぶようにしましょう。
イグニッションコイルは無名品がたくさんありますので、購入時はよくメーカーを確認してくださいね。
ベンツのエンジン警告灯がついた条件:まとめ
いかがでしたでしょうか。
エンジン不調には、まずプラグやコイルを疑ってみることから始めた方がいいんでしたね。
今のエンジンは、簡単にご自分で交換できなくなってきてます。
せめて部品だけでも調達するようにできれば、修理するときは安く直せるはずですよ。