BMWシャーシ

BMWのブレーキが故障|マニアックな『DSC圧力スイッチ』解説

2019年4月29日

BMWのDSC圧力ブレーキスイッチ

BMWのメーターパネル内のDSCランプが点灯していませんか。

DSCランプが点灯する時はABSが多いですが、今回のように「DSC圧力スイッチ」が壊れても点灯します。

ブレーキ関係は警告灯がつくと、そのシステムは作動しません。しかしブレーキそのものは制御が効きますので安心してください。

  • メーターパネルのDSCランプが点灯する
  • 昨日までDSCランプが点灯していたけど、今はついてない…
  • ブレーキを踏んだり離したりするときだけDSCランプが点灯する

今回は少しメカニカルな事に突っ込んで話していきますので、関心があるところを読んでください。

それでは説明していきますのでどうぞご覧くださいね。

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DSCランプが点灯する訳とは

DECランプの点灯する理由は、その系統の部品や装置が現時点で故障により作動してないからです。

教えてくれているんですね、BMWは。いま「DSC装置が作動しなくなったので点検してください」と言っているんです。

システムは非常に精密に作られていて、一つの部品が故障しただけでシステムが停止しプログラムされている安全装置ということです。

構成部品が多く使われていて、大半がエンジンルームに集中していますかね。

故障する原因がそこにあります、それは「温度」です。

エンジンルームに部品あることで、構成された部品まで熱が伝わります。

その熱に影響されて内部が故障する確率がグンと上がります。あとは、経年劣化という説ですね。

BMWのDSC圧力スイッチ

BMWのDSC圧力スイッチ

圧力スイッチはエンジンルームの運転席前方に収められています。アクセルを踏む右足上ですね。

このスイッチは、足でブレーキペダルをドライバーが踏んだ力を計測するプレッシャースイッチです。

ただそれだけですが、もしもの時にドライバーがハンドルを切ったりブレーキをとっさに強く踏んでしまったりした場合があると思います。

その時にこのDSC圧力スイッチが、力加減を判断し車両の挙動を正しい位置に戻すことができるんですね。

実際にテスター上で見ると、どのくらいの力でブレーキペダルを踏んでいるのかを、きちんと判断できます。

その数値がきちんと出ているかいないのか、きちんと基準の数値を表示しているかの判断でこのDSC圧力センサーの良否を決めます

DSC圧力スイッチが付いている場所

BMWのDSC回路のイラストです

ブレーキマスターシリンダーというブレーキのオイルが予備で補充されている所になります。

②番のところですね、個数は2個付いていて前のブレーキと後ろのブレーキに別れて付いています。

基本的に、この①番のマスターシリンダーでブレーキ制御していてブレーキオイルを前後に振り分けています。

ブレーキオイルの交換をする場合は、ここに新しいオイルを補充しながら前後左右のブレーキからオイルを排出していきます。

DSC圧力スイッチの交換方法

DSC圧力スイッチの交換方法は、車種によって場所が少し違うこともありますが、ブレーキマスターシリンダーを外さなくても交換できます。

専用の工具などは使わずに、コンビネーションレンチやスパナレンチを使って外して交換できます。

少しやりづらいかもしれませんが、うまく邪魔になるところは回避しながら交換します。

その時の注意したいのが、ブレーキオイルがボディーに着く際の配慮です。

ブレーキオイルは、とても劣化しにくい溶剤です。

ブレーキオイルがボディーの塗装面に付着すると塗装を溶かしてしまうので注意してください。

DSC圧力スイッチを交換する際は、必ず周りを養生して交換することがポイントになります。

万が一ボディについた時には、水道水で綺麗にブレーキオイルが残らないように洗い流すことを必ず行ってください。

ブレーキオイル交換

交換し終えたら最後にブレーキのオイル交換になります。

これはDSC圧力スイッチを交換する時に必ずブレーキ系統に空気(エアー)が混入するからです。

このブレーキオイル交換をしっかりしてあげないと、ブレーキ自体が効かなくなるので必ず行います。

今はほとんど自動ブレーキオイル交換機が使われていて、一人で交換ができますので昔に比べるととても便利になりました。

  1. 前輪の左右を交換して、後輪の左右を交換していきます。(交換機を使う場合は順番など全く関係ありません)
  2. 交換する時は、ただ交換するだけではなく肝心な配管の中に入った空気を必ず排出することがポイントです。
  3. 古いブレーキオイルを受け止める廃油ボトルに排出するのですが、排出ボトルにジョイントしている透明な配管の中に通っていくオイルを見ながら交換します。

一般的に後からブレーキオイルを抜く事が定着してますが、現代の車両にはあまり関係ありません。

ブレーキマスター自体で前後に別れているからです。昔と構造自体が変化しメンテナンス性も良くなっています。

交換後はテスターでエラー表示を消去

交換後はテスターでエラー表示を消去

交換後はテスターでエラー表示を消去

最後の処理は専用テスターでDSC圧力スイッチのエラーを消去して終わりになります。

その時も前述したように、新しいDSC圧力スイッチの作動確認を必ず行って異常がないことを見て完了になります。

ブレーキを色んなシチュエーションで踏んでも、きちんとした値が出ているかを見ることも大事なことなんです。

DSC圧力スイッチ点灯:まとめ

ブレーキ関連のDSC圧力スイッチはいかがでしたでしょうか。

ブレーキ圧力スイッチの役割などが少しお分りいただけたと思います。

DSCはとても安全性に配慮された機能ですので、おかしいなと思ったら早めにメンテナンスの依頼をしましょう。

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