バッテリーはエンジンを止めておいても流れているのをご存知ですか。
ベンツは相当数のコンピューターを背負っていますので、バッテリーの存在は欠かせません。
バッテリーを長持ちさせる事は、エンジンを少なくても毎日始動する事から始めてください。
5分から10分でもエンジンをかければバッテリーに充電されますので、かけないよりはバッテリーには優しいです。
1年でバッテリーをダメにさせない為にはどうすればいいのかを説明しますのでご覧になってください。
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ベンツのバッテリー上がり「放電」説明
ベンツのバッテリーは比較的放電に強いです。
放電とは、ベンツをしばらくの間乗らない時でもバッテリーが少しずつ流れている事ですね。
バッテリーは通常乗ってないと消耗するばかりで充電はしていません。
充電してないとバッテリーはなくなるんですね。車両はエンジンをかけると同時に充電されるように作られています。
参考
- エンジンをかけていない時のバッテリー電圧量 = 12.5V位です
- エンジンをかけた時のバッテリーの電圧量 = 13.5V位です
ん、って思う方はするどいです。
そうなんです、充電は、ほんの1ボルトくらいで成り立っているのです。
エンジン始動中ベンツはこれをずっと繰り返しています。
充電の量が高くても、14ボルト以内に収まるようにコンピュータでプログラムされています。
エンジンをかけて充電が始まり→エンジンを止めるまで充電が繰り返されます。
簡単に説明すると、この繰り返しができなくなる事が「バッテリー上がり」と言う症状なんです。
夜間にヘッドライトを点灯させる時もバッテリーは消耗しますし、エアコンのスイッチをONにして作動させる事も同じ事が言えます。
昔のように、信号待ちでライトを消す行為が見られましたが、今はその必要が全くありません。
なぜかと言いますと、車両の充電する機能が昔に増してとても発達しているからです。
全て優秀なコンピューター制御に変わったからですね。
むしろ現在の車で信号待ちごとにライトを消していたら、ヘッドライトのバルブ(電球)に負担がかかり消耗を早めてしまいます。
電子制御される部品が多いので、最近のベンツはバッテリーの消耗も早くなっている傾向にあります。
ベンツに積んでるバッテリーの種類を説明します
ベンツが積んでいるバッテリーの種類を簡単に説明します
- 通常のシールドバッテリー
- AGMバッテリー
この2種類が、いま出回っているオーソドックスなバッテリーです。
AGMバッテリーの特徴
AGMバッテリーと言うのは、メンテナンスフリーで低い温度でも大きな容量を備える事ができるバッテリーです。
そして、充電した電圧の損失を極力少なくできるバッテリーです。
瞬時に大電流が必要な車両に適しているバッテリーです。
AGMバッテリーを取り扱う時の注意事項
今のバッテリーは目で見る方法の点検ができなくなってきています。
一昔のように、バッテリーを外側から見て液体が入っているか確認する事はできません…黒いケースで見えないのもありますがw
今の点検方法は、「バッテリー専用テスターもしくはベンツ専用診断機」で点検するしかありません。
AGMバッテリーを充電する際は、普通の充電器は使えず専用の充電器が必要なります。
誤った使用をすると破裂したりしますので、特に充電する場合は注意を払ってください。
AGMバッテリーかどうかの判別する方法は、バッテリー本体の上もしくは横にステッカーなどで「AGM battery only」などと必ず明記してあります。
間違ってもAGMバッテリーを搭載しているベンツに普通のバッテリーを付ける事はしないでください。
エンジンはかかりますが、充電する時に発生する希硫酸の気体が出ますので、人体に影響し危険です。
バッテリーの寿命は、ベンツで2年から3年の周期で交換した方が突発的なトラブルに巻き込まれる心配がなくなります。
ベンツ搭載AGMバッテリーの取り扱い:まとめ
いかがでしたでしょうか。
これでバッテリー上がりの事はわかりましたので、万が一の時は対応できますね。
バッテリーを長持ちさせるコツは、しばらく乗らない期間があれば1日一回はエンジンをかけるようにしてあげてください。
少しでもエンジンを回すことにより、バッテリーの充電回路が正常に働き電圧を供給しますので、バッテリーを正常に保つ事ができますよ。
人間に例えると、毎日朝食を食べていた方が急に食べなくなり、リズムを崩してしまい体調不良を起こす事と同じです。