あなたが乗っているベンツの傷はいくら位で直るか分かりますか。
走り終えて駐車場の入り口でちょっと左によりすぎてしまい、バンパーの下をこすってしまった事ありますよね。
カーショップで缶スプレー買ってきて直すにもやった事ないしどうしよう。
外装の修理は、とても専門的な修理のため昨日習った事が明日できるみたいな事はできません。
私も初めて鈑金をはじめた時も全くできませんでしたし、表面が波打ってました…笑
そういう鈑金修理の内訳を簡単に説明しますのでどうぞご覧ください。
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ベンツの外装の直し方
板金と言うとブリキやトンカチそして釘を思い浮かべると思います。
でも自動車の鈑金はハンマーと当て盤やパテ、布製のヤスリなどで構成されて直していきます。
ヘコミの場合は、はじめに裏から表側へハンマーで叩き出していく作業がメインになります。
すでに車両の鉄板はヘコミにより伸びてしまっているので、しぼりながら修正していきます。
しぼりとは、鉄板を縮めながら叩くと言う技術です。これには特殊なハンマーを使うと達成します。
このような表面のハンマーです
鈑金修理の流れ
- 鈑金箇所を荒出し
- 修正しきれない所をパテで修正
- パテを削り面(真っ直ぐにする)を出す
- 下地塗装のサフェーサーを塗ります
- サフェーサーを水で研いでツルツルにする
- 本塗装
- 最終に塗装面をコンパウンドで磨きます
ざっとこんな工程です。
ハッキリ言いますと、鈑金塗装はやる事が非常に多いと言う事が分かると思います。
私もとっても面倒くさいのが本音なんです。笑
後日も書ければですが、塗装ほど細かい作業がある仕事はないんではないでしょうかね。
とっても地味ですし、ここまでやんの。って事が10分後に何回あるのか数知れません…
もしあなたが興味あれば、塗装しているブースを眺めてみるのも楽しいですよ。何度もスプレーガンを持ち返して塗る工程が分かります。
鈑金見積もりスタイル
一番の悩みはやはり金銭面だと思います。
鈑金では、1パネル1万円とか2パネル3万円とか、そう言う場所の範囲で出す事が非常に多いですね。
簡単に説明します
- 運転席ドア1枚が鈑金修理代=1万円
- 運転席のドアと運転席うしろのドア合計2枚で=2万円
こんな解釈なんです。
通常の見積もりソフトを使うと高額になるので、見積もりする担当が決まっていて、修理箇所が狭い場合はそのような金額になりがちなんです。
極端な事を言いますと、人によって見積額が多少変わってしまう事も少なくありません。
塗装も同じことが言えますので、直す時には複数見積もりをとられた方が安く直せる事に繋がります。
鈑金の使用工具
工具は、ハンマー、当て盤、エアー式サンダー、溶接機などを使って鈑金していきます。
まだまだ沢山の工具を使いますが、わかりやすいオーソドックスな工具は上記です。
鈑金の工具は、決まった工具だけではなく木の残り物やゴムやちょっとしたプラスチック片も使うこともよくあります。
金具同士だと鉄板に穴が開いたりして使い物にならなくなる為です。少しでも柔らかい物を使用し最悪な事態を回避するのです。
ベンツの傷を直す現場の実態:まとめ
ベンツの傷を直す修理代は見ないと難しいという事が結論ですかね。
傷には種類が沢山あります。
線傷、ヘコミ傷や擦り傷とても沢山あるので、見積もりはいくらですか、と言う問い合わせが一番難しいんです。
お忙しいと思いますが、一度お店にいって見積もりを出しますと金額の違いに驚かれると思いますよ。