以前の様に静かなCクラスを取り戻したい。なんか最近、走っていて前か後ろからか「ゴー」って言う音が鳴る。
日に日にどんどん音が変わってきて音も大きくなってきたな…
車内にこもってとても不快になる音の原因はどこから出ているのか。
そういう音で悩みを抱えているあなたにぜひ読んでいただければうれしいです。
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W204の音が出ている場所
W204の音の原因を突き止め方は簡単です。
助手席に人を乗せて走りながら同乗者に、かがんでもらいながら音がどこから聞こえているかを聞いてもらうだけです。
ドライバー一人では到底分かりませんから、一人隣に乗せて聞いてもらえば分かります。
音には似たような種類がたくさんあります
- ゴーという車速に比例して断続的に続く音
- ガラガラというこれも車速に比例した続く音
上記の音だと、走って音が変わる現象なので回転している所という判断ができましたので、あとは車体を持ち上げてタイヤ周りを回してあげれば大方判断がつきます。
判断する方法は、単純にタイヤを原始的に手で勢いよく回すです。
これをする事でベアリングの音がボディ近辺まで共振しますので判断がつくのです。
タイヤを勢いよく回すと車内から聞こえてきた音が面白いように再現できます。(これも診断方法の一つです)
今回は足回りの「ハブベアリング」からの異音、というのが分かりましたので早速ベアリングの説明をしていこうと思います。
W204のハブベアリングとは
ハブベアリングは、前と後ろのタイヤの付け根にあるサスペンションの一部についてる部品です。
ベアリングとは、回転抵抗を少なくした滑車みたいな鉄の部品です。自動車全てに使用されている重要部品です。
ベアリングの構造に関してこちらのウォーターポンプ記事で説明していますのでイラストをご覧になってください。
音が出るとどうなる
ベアリングが壊れると必ず「ゴー、ゴー」という異音がしますので走行中に分かります。
車内に、こもる音なのでとても耳障りな故障です。
壊れ始めはいいのですが、それを放置してしまうとハブベアリングが回らなくなり、焼きついて最悪タイヤがロックしてしまいます。
とても怖い故障になりますので、おかしいなと気づいたら一度診断してみてもらった方がいいですね。
たまに、テレビなどでトラックのタイヤが取れて付近の車に接触する事故がありますが、まさにハブベアリングの故障です。
そうならない前に「ゴー」という音がなり始めたら交換しましょう。
W204のハブベアリング修理方法
交換の方法はハブベアリングが装着されているアームという部品を取らないと交換できません。
ハブベアリングのイラストをご覧ください
交換には、ベアリングを外しそして元に戻す事のできる専用の工具が必要になってきます。
その工具名は「プレス」という工具です。
プレスはオールマイティーな工具で、ほとんどの工場で活躍しています。
ハブベアリングを入れる作業も入れる位置や入れる角度によってハブベアリング自体の寿命が決まってきます。
入れ方が下手なメカニックですと、新しいハブベアリングが壊れてしまった状態で入れてしまうこともあるので細心の注意を払って作業します。
ハブベアリングの交換は、足回りを分解し抜いてから入れるだけの単純作業になります。
唯一、足回りにもセンサー系がついてますので、一度センサーを抜き差しした状態でエンジンをONにしてしまうと警告灯がついてしまいます。
その場合だけテスターを使ってリセットしてあげる必要があります。
その他例外で、W211型の前期は「SBC」がついていますので足回りやパッドの脱着時は必ずテスターでSBC解除が必要です。
理由は、勝手にブレーキの油圧が働きブレーキを制御してしまうので、大怪我を招く恐れがあるからです。
参考
作業が遅い、預けてる期間が非常に長い、作業の見積もりがなかなか来ない。
この様な場合は、大抵作業自体が滞ってるか診断しきれていない、見ているが分からない、などの傾向があります。その時は、こちらから連絡してみることです。
ベンツW204床からの異音:まとめ
いかがでしたでしょうか。
音の故障は広範囲において足回りやオートマチックミッションなどの回転する所の不具合が多いです。
この回転するところが壊れるポイントと思っていただければ、解決するのは早いので修理を依頼してみましょう。