あなたはBMWを所有して故障された事は何度ぐらいありますか。
故障するときには大体前兆があったりまったくなかったりしますね。
私は修理をする側にいるのでお客様から内容を問診しますが、思い返すと前兆が何週間前とかにあったりするケースが多いです。
そして今回はお客様からいただいた話ですが、修理に何度出しても直らないことがあったそうです。
エンジンがかからなくなって修理をしたが、いざ車両を受け取って翌日にはもうエンジンかからないことが・・
- エンジンが掛からなくなったので、ディーラーに持っていったけど帰ってこない…
- 車は帰ってきたけど、まったく症状が変わってない…
- コンビニとかで数分もしくは数10分位車をとめて置いた後に、またエンジンがかからない。
- 先週修理したばっかり…
上記ように修理から帰ってきてからのトラブルが意外と多いんです。
よくあるのが、
「ディーラーに持っていったが結局直らなかったからここのショップに持ってきたんだけど直る?」
「もう車を修理屋さんに持っていくのがこりごりなんだよ…」
こういう内容の話を年に何度も聞くことがあるので、最後までご覧いただければうれしいです。
-PR-
BMWで直らない修理が多い内容は
音の修理が一番多いのではないかと断言します
この音の故障は本当に多く、直すメカニックからすれば嫌な修理なんです・・
持って来られるユーザーさんが言う内容をしっかり聞くのですが、申し送りされたメカニックではチョット捉え方が違って音を勘違いする事があるんです。
これはあってはならない事です。
ユーザーから見たら何で直んないの?
と怒り心頭に発する方がいますがごもっともです。
音の修理は、一緒に同乗して確認しないといけない修理の一つです。
オイルや冷却水などの液体系の漏れの修理なども直らない故障の一つです。
漏れの箇所を確認し、早速漏れていた部品を交換します。
しかし全く違うところからも漏れだす…こういう事もよくあるんです。
正直、そこまで担当するメカニックが気を使って予測しないといけないダメなケースです。
故障の種類によって見方が全く違いますので、最後の確認を怠らないような修理をして頂きたいと思います。
初めの概算見積もりを伝えられた時に、今後予想される修理箇所を勧めてもらえれば助かりますね。
故障してディーラーに出したが直らない事例
ここに いくつかの事例を見ていただこうと思いますのでご覧ください。
ご依頼人
ディーラーでも直らない・・・
新車を購入しました。翌日からエンジンのかかりが悪く、かからない日もあります。
新車なので、何度かディーラーに修理に出していますが、一向に直らず、半年がたちました。
半年のうち、半分がディーラーで検査しています。
「直ったと思うので様子見て下さい」と返って来て、翌日からダメ・・。
の状態で、また修理に出すといった状態です。
本社のお客様サービスセンターに電話しても「ディーラーと連携してやります」の一本で結局直りません。
車はクーリングオフが無いそうなのですが、新車の翌日から不具合の車です。
このような経験のある方、どう対処したらいいのか教えてください。また、ディーラーの方、いらっしゃいましたら教えてください。
一般からの回答
そういうときは自治体が運営している消費者センターのようなところへ相談すれば、かなりの確立で解決してくれます。係りの人が直接、メーカーとかけあってくれます。メーカーはお役所のようなところには弱いので、すぐに完璧な対応をしてくれると思いますよ
えっ・・・・
買った翌日からエンジンがかからないんですか・・・。
半年間の間何回も修理に出しては大丈夫と戻ってくるのですし、もしかしたらトピ主さんのエンジンのかけ方が間違っているのでは・・・?
本社で確認してかからない現象がある場合、大事なエンジン部分ですから生死に関わるパーツだし、きちんと点検してると思うのですが、クーリングオフはできないとしても交換くらいはしてもらえるのでは?
でも、もう半年もたってるんですよね。
買って半年間のうち半分が自宅に車がない状態は異常だ!
こんな車もういいから交換してくれ!!
とクレームを出してみるしかないかもしれませんね。
なんだそのディーラー
某自動車メーカーで働いていた者です。
納車翌日からエンジントラブルが続き、何度もディーラーで検査をしているのですよね。
でディーラーの回答が「直ったと”思う”」ということは原因がハッキリわかっていないという事なのでは。
本社のお客様サービスセンターはあくまでも窓口業務なので結局はディーラーとやりとりするしかありませんよ。
エンジントラブルであれば、最悪の事態を考えて下さい。
高速運転中にエンジン停止や、病人の搬送時に停止・・・命の危険にさらされることだってあります。
もっと強気に出てトラブル続きなら、別の新車と変えてもらうなどしましょう。
まずは担当者と話するのでなく、ディーラー代表者クラスと話をするように強く出て下さい。
それを断るようならそのディーラー(メーカー)との契約は一切止めること。
舐められた態度なら、時にはお店で声を荒げてアピールする事も必要です。
出典元:https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2006/0903/101543.htm
もしご興味があれば下のリンクからご覧ください。
https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2006/0903/101543.htm
やっぱりどこのお店でもあるのですね。
しかしその後の対応が実は一番大切な事なので、再入庫してからの対応も見ていきましょう。
ディーラーに再入庫してからの対応
大半のユーザーは直っていない事を電話でクレームとして伝えると思います。
ユーザー
「先日オタクに修理を出した〇〇ですが修理をした所が直ってないんだけど?」
ディーラー
「それは大変すみませんでした。それではもう一度確認させて頂きたいのですが、お預かりはできますでしょうか?」
ユーザー
「大丈夫なんですぐに持っていきますので見てください」
ディーラー
「かしこまりました。お待ちしてますのでよろしくお願いします」
こう言う流れで再度お車をお預かりして見て確認するのが普通です。
車両を確認して、明らかに違う場所からが原因だと追加で請求される事がありますので一緒に確認した方がいいですね。
これをなくすためには?
- お預けする時にしっかりとした内容の概算見積もりを出して頂くようにしてください。
- そしてこの概算見積もり以上の金額がかからない事を担当フロントマンと約束してください。
- その際は、見積書にその約束した内容も含めた見積書をいただいて修理に預けるようにすれば、万が一あとから出るであろう再修理の保険になります。
今後このような場面ではご活用していただければと思います。
BMWの修理が直らない:まとめ
直る修理と直らない修理がBMWや外車はあります。
もちろん国産にも販売店の修理工場では直らない、全く歯が立たない修理もあります。
私も経験がありますが、販売店で直らない場合は統括したサービス工場に持ち込んで直してもらう所があるんです。
テクニカル工場とでも言っておきますね。
その工場風景には圧倒された記憶があります。
設備、人選、工程管理が徹底されていました。
見る光景ほとんどが、エンジン内部の業界でいう内燃機修理の部類が多かったのは刺激を受けました。
ユーザーの気持ちを、くみとって頂けるサービス工場を下調べして持ち込みたいものですね。