今日もエンジン掛け始めにベンツのエンジン付近から嫌な異音が出ていませんか・・
異音の原因は様々ですが、ここからの音が非常に多いのでお答えします。
- エンジンをオーバーヒートから守る水回りからの音
- エンジンの油圧や水圧などをつかさどるファンベルトからの異音
- エンジン内部のメカニカルな「カラカラ、コロコロ」と言う異音
- エンジンの回転数に比例したうなる異音「ウィーン、ウォーン」と言う音・・
- エンジンのファンベルトからの「キュルキュル、ギャー」言う本当に嫌な音・
上記のように音は様々ありますが、あなたのベンツはどの異音でしょうか?
よくある音は、「ウォーターポンプ」と言うエンジンの冷却水を循環させる部品が非常に多い故障です。
その場合は「ウォーターポンプ」そっくりの交換になりますが、
工賃と部品代合わせて、平均金額は「5万円」位からの修理代金になります。
このよくある音の整備に関して説明していきますのでどうぞご覧ください。
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ベンツの異音で一番多い故障は?
私が今まで多くのベンツを触ってきた経験ですが、
やはり「ウォーターポンプ」が圧倒的に多いです。
ウォーターポンプの役割
ウォーターポンプの役割は、非常に端的な役割を担っています。
エンジン内の温度を冷却水で下げる為に、
上記の画像ですとファンベルトで駆動し強制的に冷間時から水を回して、車両前部にあるラジエターで冷やしています。
ウォーターポンプも常に回っていますのでポンプ内にあるシャフト(棒)の回りをよくする為に外周にメタルやベアリングといったもので回しやすくしています。
そのメタルやベアリングが劣化してくると、ガタがきて異音がでる仕組みになっています。
こちらがベアリングになります
上記がウォーターポンプのベアリングの構造になります。
中の「ボール」という部品が回りやすくしているのですね。
W205エンジン274.9のウォーターポンプです
上記のウォーターポンプはW205の最近のポンプ画像です。「M75/11」と言う番号です。
これは以前と違いまして電動式のタイプです。
この種類のポンプが主流になった今では、とても交換作業が簡単になりつつあります。
W205ウォーターポンプ交換手順
上記のように非常に簡単にウォーターポンプが交換できるようになりました。
ウォーターポンプの取り付けボルトを数本外してしまえば、
ポンプ自体はフリーになりますのであとは付属品を外せば取り外せます。
締め付けトルクウォーターポンプの取り付けボルトの締め付けトルク
ウォーターポンプをタイミングケース/クランクケースに取り付けるボルトの締め付けトルクは20Nmになります
ベンツの異音はウォーターポンプ:まとめ
ベンツのエンジンからの異音をご説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
音もとても沢山あり私も非常に多くのベンツを見てきましたが、音の修理に関しては苦手です・・
音はご説明を受けて、想定しての判断になりますのでとても誤診が多いのが実情です。
判断しやすいのは、お客様がこの音です。
とおっしゃっていただける事が修理の早期解決に繋がる事が多いです。
エンジンからの異音が万が一出てしまった時はウォーターポンプを疑ってみてください。