ベンツのエンジン警告灯が点灯した場合は、通常の流れでいきますと診断してから故障している部品を交換していきます。
通常ショップに持ち込んで見る時は、現在の壊れている部品の交換と今後近い将来壊れるであろう部品の見積りまで出すのです。
なぜ近い将来壊れるであろう部品まで見積り出すのか…
- 今回の修理してからすぐに同じような故障をしないため
- ショップ側としては、クレームにならないため
- 関連部品で、また警告灯が点灯すると再修理と思われるのを防ぐため
上記の理由が高額になる見積りになる理由なんです。
あなたが今後出された見積もりの中で、できるだけ安く仕上げるため、優先して交換する部品を出していきますのでご覧ください。
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エンジンのチェックランプが点灯したら最低限交換するパーツ
エンジンの形をしたランプがついた時は、まずは焦らないでいただきたいですね。大丈夫です、10km程は走れるように作られてますからね。
そうなんですね、ベンツには最低限故障した時に走れるように「エマージェンシーモード制御」になるようになってます。
エマージェンシーモード制御とは、車両に付いているいわいるコンピューターが勝手に故障すると最低限走れるようにモードを切り替える制御のことです。
詳しくは、こちらのベンツのアクセル踏んでも進まない原因はエアマスが故障で解説していますのでご覧ください。
しかし、明らかにエンジンの回転数が上下に振れてしまい、おかしい挙動がする場合は注意が必要です。
イグニッションコイルは交換
- エンジンの回転が上下に「ブン、ブン、ブン」となる
- 通常と違い力がないようだ
上記の場合は、よくダメになるイグニッションコイルが壊れている事が多く、値段も一箇所社外品で5,000円程度で購入出来ます。
最低イグニッションコイルは交換してください
純正は高いので、5,000円から購入できる社外品(OEM)を使ってください
診断してみないと確約は出来ませんが、経験からいくととても多い事例だからです。
こんな部品で、エンジンに火を入れている重要なパーツの一つです。
ポイント
イグニッションコイルはエンジンの気筒ずつついていますので、壊れているイグニッションコイルのみ交換しましょう。
一気に全気筒分のイグニッションコイルが故障することはありませんので、安く仕上げるために壊れている部品だけ交換します。
エンジンの回転数を拾うカムセンサーを交換
カム角センサーと言う部品もよく壊れます…
エンジンのチェックランプが点灯する要因で多いのが、エンジンオイルが漏れたことによる接続部にエンジンオイルが付着し誤作動しエンジンチェックランプがついてしまう症状です。
このカム角センサーが故障すると、必ずエンジンマークの警告灯がつくため交換しておきたい部品です。
カム角センサーは、純正品と社外品(OEM)部品が存在しできれば純正部品を選んで交換しましょう。
社外品(OEM)で交換しても症状は消えますが、やはり信用性に乏しく交換してもまた壊れる事があります。
部品の信頼性においては純正に勝るものはなく、社外品に比べ部品代が多少高いですが純正部品を使って直したほうが無難です。
ABSとDSC警告灯がついた時に交換する部品
不具合内容は、メーターパネル内のABSランプが点灯し故障していることを知らせています。
故障している箇所と言えば…
- ABSのセンサーの故障
- ABSを制御しているコンピューター故障
ABSのセンサーの故障
上記で出した部品で安く直せるのは、ABSセンサーになります。
ABSの故障見積もりの中にセンサーが含まれていれば、率先して交換する部品です。
ABSセンサー自体は5,000円位から購入できますので交換しましょう。
故障原因としては、障害物を引っ掛けてしまいセンサーの配線が断線して切れる事があります。
その他には、シャフトからの回転を拾うセンサーの劣化や金属片の異物がくっついてしまい誤作動するなどがあります。
ABSを制御しているユニット(コンピューター)故障の交換有無
ABSユニットが壊れる事も正直沢山あります。
しかしとても高額になり、ABSユニット単体の供給は通常ディーラー以外できなくなっています。
ショップによっては部品商を取り次ぎ並行輸入で取り寄せしている所もありますが、保証が付かないのが難点です。
あと修理方法として、現時点で故障しているABSユニットを現物修理する方法も選択肢の1つになりますので、お伝えしておきますね。
現物修理をされる場合は持ち込んだショップとご相談して決めるようにしてください。
冷却水ランプが点灯した時に交換する部品
冷却水のランプがつく場合は、非常に多い故障は冷却水の漏れなんです。
冷却水ランプが点灯する事例を挙げてみます
- ラジエター本体からの水漏れ
- ラジエターホースが切れて冷却水漏れ
- 冷却水温度を制御している部品が故障し冷却水温度が上昇し点灯
ラジエター本体からの水漏れ
ラジエター本体からの漏れは劣化によって漏れてしまいます。
よく漏れてしまう箇所は、上記画像にあるようにラジエターコアという部品に亀裂が入り漏れる故障です。
ラジエターから漏れた時に直す方法は、本体の交換をしない限りと直りません。
しかし純正のラジエターを交換するとアルミ製で出来ていると、10万円以上しますので交換する場合は社外品を使うことが賢明です。
ラジエターホースが切れて冷却水漏れ
ラジエターからの水漏れでは、ラジエターホースが劣化して穴があく事や切れることがあります。
このラジエターホースの切れる時期は予想がつかないため、できれば3,4年位で交換する方が無難です。
1年で20,000km以上乗る方においては、特に時期を決めて交換することをオススメします。
冷却水温度を制御している部品が故障し冷却水温度が上昇し点灯
制御している部品とは、サーモスタットやウォーターポンプを意味します。
サーモスタットやウォーターポンプの故障する原因は主に劣化が原因です。
エンジン内に収まっている場合は多いので、壊れてから交換する事を過程すると、すなわち止まってしまうことを意味します。
止まってしまわないようにするには、前述した内容とかぶってしまいますが、時期をみながら前もって交換することが望ましいです。
まとめ:ベンツの故障した時に最低限直すべき部品|OEMをチョイス
警告灯がついても慌てないことが肝心です。
最後に警告灯の種類を簡潔に説明しますので、
今後もし何かあった時に思い出していただけたらうれしいです。
- グリーン(緑色)の警告灯
- イエロー(黄色)の警告灯
- レッド(赤色)の警告灯
グリーン(緑色)の警告灯
グリーンの警告灯が点灯した場合は、主に今すぐではないですが、ランプがついた名目の部品が今後整備が必要ということを意味しています。
必要に応じて時間が取れる時にショップに持ち込むようにしましょう。
イエロー(黄色)の警告灯
イエローの警告灯が点灯した場合は、点灯したランプの部品が故障している可能性があるので注意を促しています。
警告順位としては真ん中に位置し、走行するにおいてコンピューターが最低限の制御をしているので走ることが出来ています。
早めにショップに持ち込むことをおすすめします。
レッド(赤色)の警告灯
レッドの警告灯がついた場合は、すでに点灯した部品が故障しているのでベンツを安全な広い路肩に停めてエンジンを切るようにしましょう。
ラジエター警告灯、エンジン警告灯、ABS警告灯、エンジンオイル警告灯等は特に気に留めてください。
エンジンオイル警告灯は、オイルが減っていることがありエンジンが損傷する可能性があるからです。
ラジエター警告灯は、オーバーヒートを招く恐れがあるのでエンジンルームから煙が出た時は液漏れしてます。
ラジエター警告灯がついたと判断できれば、エンジンを切ることを最優先に行ってください。